一般的にコーティングとは、物の表面に薄い膜を付着させ、覆うことを言います。
フローリング、フライパン、浴室、車など日常利用している様々なものにコーティングが
施されています。
覆う素材は物によってそれぞれですが、フッ素やシリコン、ケイ素、チタンといった化学
成分からできており、分子レベルのとても小さな部分でも入り込み強力な保護膜が作られ
ます。
・時代とともに変わる車のメンテナンスーワックスからコーティングの時代へ
車を購入する際や、ガソリンスタンドなどで見聞きすることがあるのが、「カーコーティ
ング」です。
名前の通り」、車に対して行うコーティングのことです。そのカーコーティングが支持され
ている理由について、以下に触れてみたいと思います。
従来、車の手入れというと「ワックスがけ」を想像する人が多いと思います。
ワックスは植物性の油脂が主成分で水性が高く、「キズを目立たなくする」、「塗装の艶を
出す」という点でとても優遇されてきました。
しかし、汚れやすい、熱や雨などに弱く、洗車や太陽、エンジンの熱で落ちてしまう、持続
期間が短い、ワックスがけの際のキズが水垢の原因になる、ワックスカスが残るなど課題も
多くありました。
以後、時代の流れとともに進化を続け、ワックスに替わる方法として、紫外線や酸性雨、そ
の他の汚れや熱にも強く、持続時間が長いなどのメリットを兼ね備えた「ガラスコーティング」が
台頭してきたのです。
車は生活に必要不可欠なもので多くの人が利用していますが、その中で、ガラスコーティングをしている人も多いと思います。ガラスコーティングとは、ガラス質の被膜で塗装表面をコーティングする事で、酸化やキズや鳥のフンなどから塗装面を守ってくれます。硬い被膜を形成する事から、洗車が簡単でコーティングが落ちにくく効果が長持ちするのが特徴です。車にこだわりがある人は、コーティングをしっかり行っていると言えます。
【ガラスコーティングの車の水洗い】
ディーラーなどで新車時に施工する事も多いガラスコーティングは、手入れが簡単で洗車も水洗いだけで良いと言われます。理由としては、コーティングしているから汚れが落ちやすいからと言えます。汚れを長時間そのままにしておくと、コーティングしていても落としにくくなります。洗車回数が減るのではなく、1回の洗車にかける時間が少なくて済む事もガラスコーティングのメリットともいえます。
【ガラスコーティングの車の洗車方法】
ガラスコーティングされた車の洗車の洗車方法としては、たっぷりの水で車全体を濡らします。水で濡らしたときに汚れやホコリはだいたい水と一緒に流れていきます。車が濡れている状態で、たっぷりと水を含ませた洗車用スポンジや柔らかいタオルで、優しく塗装表面を撫でるようにこすり洗いします。ポイントとしては、途中でスポンジを絞らずに、ビショビショのままで優しく撫でるだけでほとんどの汚れは落とすことが出来ます。最後に水をかけて汚れを洗い流すことで、吸水性の良いセーム皮やマイクロファイバークロス等で水分を優しくふき取り、洗車は完了です。洗車に必要な道具や手間もそこまでないので、気軽に行う事が出来ます。
【ガラスコーティングはキズに強いと言っても限度はある】
ガラスコーティングはキズに強いとされています。ですが、洗車の時に強くこすったら、キズがついてしまう可能性もあります。洗車キズの多くは、塗装表面に付着している鉄粉やホコリをそのまま車に押し付けてこすってしまう事が原因です。こする前に一度、水をかけて流してごみを流してしまう事が肝要です。
【拭き上げ時の注意点】
車を拭くときに多くの人が円を描いて拭いていると言えます。細かいキズでも、色々な方向に向かってキズがつくと、表面が乱反射するようになるので、キズが目立ってしまいます。拭き上げは、なるべくクロスを広げて表面に置き、力を入れずに一方向へゆっくり引っ張るように拭くことが良いです。
【水洗いで落ちない汚れの処理】
水洗いで落ちない汚れは、油脂成分が強い汚れが多いです。夏の暑い日などに走行中アスファルトのピッチやタールなどが付着する事がよくあります。白い車等では、小さな黒い点々が付いたように見えるものがピッチやタールです。粘性が高く石油成分の一種なので、水洗いではなかなか落ちない特徴があります。良い方法としては、パーツクリーナーやシリコンオフなどをウエスにしみこませて、優しく撫でるようにふき取ると良いです。汚れが落ちたら、成分が表面に残らないようすぐに洗い流す事もポイントで、ホコリが表面に付着しているだけの状態であれば、水洗いだけでまず済むので、水道とバケツとスポンジやタオルで気軽に出来ます。油脂成分の強い汚れがある場合は、落とす成分を含むケミカル剤が必要になりますが、コーティングを痛めるものである可能性もあるので、施工してもらった業者にしっかり、使用して良いものかどうかを確認する事が必要と言えます。水洗いで落ちない場合や不安がある場合は、コーティングを長持ちさせるためにも専門店やプロに洗車をお願いするのが良い方法と言えます。
ワックスはつけすぎには注意が必要です。
車のワックスはつけすぎには注意が必要ですね、脂分が多く含まれておりそのためにプラスチック製のものに付着してしまうと変色したりまたはこびりついてしまいカスとなって残ってしまうことも出てきますので注意が必要です。
また綺麗に拭き取ることができない場合だとその部分だけ汚れとなって目立っしまうことも出てきますので拭き取りは綺麗に行わないとなりません。
水を弾きそれに塗装の保護膜を補うものなのでワックスは使用することが望ましいですがやはり使いすぎには注意です、せめて水はけが悪くなってきたり輝きがなくなったときこそワックスをそろそろ使おうかと思うようにするのが目安ではないかと思います。
また今では簡単拭き取りのものが出ていますのでこれを選ぶことで拭き取りも簡単ですし手間隙かけて時間がかかる拭き取りが楽になるのは考えものだからです。
このように時代とともにワックスも変わってきていますので楽なものを選ぶことが良いかと思いますね。