あれはもう何十年前の話だったでしょう。
私は姉のお下がりから卒業し、前から欲しかった軽自動車のワークスを購入しました。
それから半年後の事でした。
私は友人と3人で夜のドライブをしていたのです。
途中、点滅信号の交差点があったのですが、私の進行方向は黄色の点滅信号でした。
なので、直進しようとしたら、突然目の前に車が横切ったのです。
もちろん、車は直ぐに止まらないので、そのままガツンとぶつかってしまいました。
哀れ、私のワークスは前半分が潰れてしまい、愛車はそのまま廃車となってしまいました。
私も友人もケガが無かったのが救いです。
相手の人には開口一番「赤信号なのになんで止まらないの!」と、とんちんかんな言葉をどなりつけられ、当時若かった私は呆然とするしかありませんでした。
こんな時ほどドライブレコーダーをつけておけば…!と後悔した時はありません。
次の愛車になったのはプレセアでした。
自動車屋さんに「軽は死ぬから普通自動車にしましょう」と泣きつかれ、それじゃあ、と選んだ車でした。
しかしこちらにも軽い悲劇が待ち構えていたのです。